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title: "窓は開けるためのものではない"
description: "― 光と風と、暮らしの距離感をつくる ― 家づくりの中で、「窓はどこに付けますか…"
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date: "2026-02-07"
modified: "2026-02-07"
categories: ["コラム"]
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# 窓は開けるためのものではない

#### ― 光と風と、暮らしの距離感をつくる ―

家づくりの中で、
「窓はどこに付けますか？」という話は、必ず出てきます。

窓は、外を見るためのもの。
風を入れるためのもの。
そう思われがちですが、
私たちは少し違う視点で窓を考えています。

窓は、
**光と風、そして暮らしと外との“距離感”を調整する装置**だと考えています。

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### **大きければ良い、というわけではない**

窓は大きければ開放的になる。
確かに、それは一つの側面です。

けれど同時に、
視線が入りすぎたり、
落ち着かなくなったり、
暮らしが外に引っ張られてしまうこともあります。

大切なのは、
どれだけ開けるかではなく、
**どのように外とつながるか**。

窓は量ではなく、質の問題だと感じています。

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### **窓がつくる、居場所の性格**

![](https://www.buildworks.co.jp/wdpr/wp-content/uploads/2026/02/DSC_4397-scaled-1-400x600.jpg)

同じ部屋でも、
窓の位置や高さが変わるだけで、
空間の性格は大きく変わります。

低い位置の窓は、
座ったときに外を感じさせてくれる。

高い位置の窓は、
視線を切りながら、光だけを取り込む。

正面の窓は、
外とのつながりを意識させ、
横の窓は、
空間に奥行きを与えてくれる。

私たちは、
「ここで人はどう過ごすのか」を想像しながら、
一つひとつ窓を決めていきます。

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### **外を見るためだけではない窓**

窓の役割は、
景色を切り取ることだけではありません。

光の動きを感じる。
時間の移ろいを知る。
季節の変化に気づく。

それらは、
必ずしも“眺めの良い窓”でなくても、
十分に感じ取ることができます。

むしろ、
少し控えめな窓のほうが、
暮らしの中で長く愛されることもあります。

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### **閉じることで、豊かになる**

すべてを開くことが、
豊かさではありません。

必要なところを閉じ、
大切なところだけを開く。

そのメリハリが、
住まいに落ち着きと安心感をもたらします。

窓は、
外とつながるための“穴”ではなく、
暮らしを守り、整えるための“調整役”。

私たちは、
そうした役割を担う窓を、丁寧に設計しています。

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### **2026年も、窓の先にある暮らしを考える**

新しい年も、
私たちは窓の大きさや数だけでなく、
その先にある暮らしの風景を想像しながら、
設計を続けていきます。

窓は、開けるためのものではない。
**暮らしの質を整えるためのもの**だと、私は考えています。

BUILD WORKs
代表取締役 河嶋 一志

