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title: "素材は、時間を設計する"
description: "― 経年変化という美しさについて ― 家づくりにおいて、どの素材を使うかという問…"
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date: "2026-02-21"
modified: "2026-02-21"
categories: ["コラム"]
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# 素材は、時間を設計する

#### ― 経年変化という美しさについて ―

家づくりにおいて、
どの素材を使うかという問いは、
単なる仕上げの選択ではありません。

それは、
**その家がどのように時間を重ねていくかを決める行為**です。

私たちは、
素材を「今の見た目」だけで選ぶことはありません。
その素材が10年後、20年後にどのような表情になるか。
そこまで含めて設計しています。

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### **変化することを前提にする**

多くの製品は、
「変わらないこと」を価値としています。

けれど本来、
自然素材は必ず変化します。

木は色が深まり、
金属は味わいを帯び、
塗り壁は空気とともに表情を変えていきます。

私たちはこの変化を、
劣化ではなく、
**時間がつくる豊かさ**として捉えています。

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### **時間に耐える素材を選ぶ**

家は何十年も使い続けるものです。
だからこそ、私たちは

・将来も入手できる素材
・直すことができる素材
・部分的に交換や補修が可能な素材

を選ぶようにしています。

使い捨てるのではなく、
手を入れながら住み続けられること。

それは、住まいの安心感であり、
持続可能な建築のあり方でもあると考えています。

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### **手仕事が生む、時間への強さ**

素材の価値は、
施工のあり方によっても大きく変わります。

工業製品の均一な仕上がりではなく、
職人の手による施工には、
微細なゆらぎがあります。

そのゆらぎは、
時間が経つほどに空間に馴染み、
修繕や調整を可能にします。

私たちは、
手仕事によってつくられたものこそ、
長い時間に耐えうる建築になると感じています。

![](https://www.buildworks.co.jp/wdpr/wp-content/uploads/2026/02/IMG_8751-800x600.jpeg)

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### **新しいままではないことの価値**

完成したばかりの家は、まだ未完成です。
そこから暮らしが始まり、
傷や変化を重ねながら、
少しずつその家らしい表情が生まれていきます。

新品の状態を保ち続けることよりも、
時間とともに愛着が深まること。

それこそが、
住まいにとっての本当の豊かさではないでしょうか。

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### **2026年も、時間に耐える建築を**

新しい年も、
私たちは完成の瞬間だけでなく、
未来の時間まで見据えた家づくりを続けていきます。

素材を選ぶことは、
時間の流れを設計すること。

暮らしとともに成熟していく建築を、
これからも丁寧につくり続けたいと思います。

BUILD WORKs
代表取締役 河嶋 一志

