下鴨神社の七不思議

更新日:コラム

下鴨神社の七不思議

こんにちわ、ビルドワークス小島です。
日ごとにすごしやすさが増し、外出が楽しい季節になってまいりました。

ビルドワークス事務所のお隣には、下鴨神社があります!
(下鴨神社のお隣のビルドワークスかもしれない・・・どちらでも良いですが)
ということで、本日は下鴨神社を紹介致します!

【下鴨神社について】

下鴨神社は、正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいます。
鴨川の上流にある上賀茂神社の御祭神「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」の祖父である「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」と、母である「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」の両名がまつられているため、「御祖(みおや)」というそうです。

下鴨神社には御祭神が2人いらっしゃるので、本殿も2つあります。
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が西殿に、玉依媛命(たまよりひめのみこと)が東殿にまつられています。
両本殿は、ともに国宝に指定されています。
また、下鴨神社境内には、大炊殿など、国の重要文化財に指定された社殿が多数ございます。

そして下鴨神社には、
「下鴨神社七不思議」という不思議なお話があります。

【下鴨神社の七不思議について】

一、連理の賢木(れんりのさかき)
 楼門の左手にある縁結びの摂社「相生社(あいおいのやしろ)」の傍らに
 柵で囲われた場所に3本のご神木があるのですが、
 そのうちの2本の木が中程で1つに結ばれています。
 その様子から、縁結びの神木として信仰されてており、
 縁結びや夫婦和合のご利益があると言われています。
 この連理の賢木が枯れると、糺の森のどこかで2本の木が
 1つに結ばれると言われています。
 ちなみに、現在の連理の賢木は4代目です。

二、何でも柊
 楼門を入って左手の方にある比良木社(ひらきしゃ)のまわりに
 厄除け祈願で植えられた木は、
 すべて葉が柊のようにギザギザになるらしいです。
 「京の七不思議(山城の七不思議)」の一つともされています。

三、みたらし池のあわ
 本殿の東側に御手洗社という摂社の前にある泉は
 「みたらし池」と呼ばれているます。
 その池の底からは玉のような泡が浮き上がってきます。
 夏の土用の丑の日の頃になると、その清水に足をひたして無病息災を祈る
 御手洗祭(足つけ神事)という行事も行われています。
 名物のみたらし団子は池から湧く水のアワを形どったものらしいです。
 (現在自然湧水は枯れていて、祭事の日にはポンプで水を入れているそうです。)

四、泉川の石
 下鴨神社境内の糺の森には、烏縄手(からすのなわて)という
 細い参道があり、その参道の途、二番目の鳥居を入ってすぐ左手の
 瀬見の小川に架かる紅葉橋(もみじばし)のたもとには、
 かつて、雨乞いの社「こがらし社(こがらす社という場合もある)」がありました。
 こがらし社での雨乞祈願がかなうと、泉川の小石が飛び跳ねたらしいです。

五、赤椿
 「日本後紀」によると、下鴨神社は794年(延暦13年)に正二位、
 807年(大同2年)に正一位が授けられています。
 神社に代参する官人の位は、下鴨神社よりも官位が低い
 五位の者が多かったそうです。
 「養老衣服令」(718年)などで位階ごとに衣の色が決められていたのですが、
 代参する官人は浅緋(あさあけ)という赤系統の衣を着用していたそうです。
 そこで、彼らの浅緋(あさあけ)の衣の色が目立たないようにと
 参道へ赤い椿を植えたといわれています。

六、船ヶ島・奈良社
 楼門の東側の奈良小川と泉川に囲まれた三角州を「船ヶ島」といいます。
 そこには奈良社旧跡があります。
 奈良殿神池(ならどのかみのにわ)ともいわれています。
 日照りや戦乱の時に流れをかき回すと小石が跳ね、
 願いが成就すると伝えられています。

七、切芝(きりしば)
 切芝は糺の森のへそ(真ん中)のにあたる場所にあります。
 古代からの祭場としてつかわれており、
 葵祭に先立って行われる5月15日の御蔭祭では
 東遊(あずまあそび)といわれる風俗舞を舞う切芝神事が行われています。
 発掘調査で検出された祭祀遺構のうち、石敷遺構が復元されております。

とまあこんな言い伝えがあります。
七不思議の由来の場所を探しながら散歩するのも楽しいですよ!
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
ビルドワークスのお隣の下鴨神社に!(笑