「いい家」を考えるConcept01

「いい家」を考える

「いい家を建てた」、いつまでもそう思える家であること。

「いい家」は、住む人をいつまでも幸せに包み込むものだと思います。
家は人を守る、幸せの入れ物です。あなたとあなたのお子さん、お孫さん、そしてその子供と将来に渡り寄り添い続けるものです。ビルド・ワークスの家づくりは、現在から未来に向かって「いい家」であり続けるために、日々考えぬくことからはじまっています。
「いい家」は目に見える部分だけでなく、目に見えない部分も考えぬくことが重要です。ビルド・ワークスが考える、「いい家」。わたしたちは5つのポイントから考えます。

01安心・安全であること

「いい家」には、目に見えるよさ以前に、まずいつまでも安心して住まえるしっかりとした強度が求められます。

例えば、吹き抜けのある開放感のある家は柱や屋内壁を取り払うことで実現されます。けれど、柱も壁も家を支える重要な要素。もしもの地震の際にもしっかりと受け止め、あなたとあなたの家族を守ってくれる家でなければなりません。ビルド・ワークスは構造計算に裏打ちされた強い耐震性を有するSE構法(重量木骨の家)を採用することで、家の強度と空間の自由度という条件を両立します。重量木骨の家は全棟構造計算と合わせて耐震シミュレーションを実施しており、例えば激甚な被害をもたらした熊本地震と同規模の地震に対して躯体が地震に耐えうる強度を持つことを施工前に確認しています。

頑丈な柱と梁によるラーメン構造は、RC 造や鉄骨造では一般的に用いられている構造です。 SE構法では、吟味された木材から作られる高い強度を持ったエンジニアリングウッド(JAS構造用集成材)を独自のSE金物で接合するラーメン構造の強い骨組みで家をしっかりと守ります。

02ライフスタイルの変化に
柔軟に対応できること

家族の成長などライフスタイルの変化に応じて、「いい家」は変わるはず。そうした変化に対応できてこそ、長く住まえる「いい家」になります。

子供の人数やその成長、親との同居など、家族のライフスタイルは建てる時に将来どうなるかわかりません。
SE構法は内部空間の余計な柱や耐力壁を最小限に抑えることができるため、ワンフロア1室での設計ができ、将来的な大きな間取り変更も容易です。
未確定な部分は初めに作り込まないことで、汎用性が高いオープンな空間として建てることが可能になり、さらには初期の建築費用を抑えることにもつながります。そして、子供の成長により、設けたい居室の数を簡単なリフォームで増減することで、「いい家」に長く住み続けることが可能となります。

03自然、社会との調和がとれること

「いい家」は、自然・社会環境とも、仲良しであることが求められます。

太陽、雨、風、景観そのすべてと仲良くすることで、家の価値そのものが上がります。
例えば太陽光による日射。発電や給湯に限らず、家の設計時に日照シミュレーションを行うことにより、季節ごとの日射を計算することで、室温を快適に保ちつつ、室内への太陽光の取り込みを最大限に活かして設計します。
また、室内からの景観はもとより、家自体が置かれる場所の景観も重要です。家の存在感を主張させつつも、その地域に住まう一員として、景観との調和を大切にすることは、地域社会への貢献であり、そこに暮らす人たちとの関係を円滑にしてくれます。

04普遍的な素材を活用すること

「いい家」を末永く保っていくために、少しずつ手直しをしながら住まい続けることをまず考える必要があります。

家自体が長生きであるということは、そこに住む人にも長生きしていただけるものと信じています。あなたが長い時間を生きる、生涯の家であると同時に、家はお子さんやお孫さんへと引き継がれ、長い年月を生きていきます。
ビルド・ワークスでは、多くの建築材料に古くからある自然素材のものを活用しています。木や土を使うことは、家そのものにあたたかみを与えます。あたたかい家は、人にやさしいだけではなく、人が家を大事に、家が人を大事にするという関係をより強いものにします。
そしてもう一つ大事なことで、木や石は、将来も無くならない材料であり、家を守っていく修繕などで材料が手に入らないということがないということです。長生きを当然に考えると、当然の結論なのです。

05美しくあること

「いい家」は、美しくあることが求められます。誰もが真っ先に思い浮かべるデザインとしての「いい家」の美しさを、わたしたちは最後に考えます。

家が美しくあれば、時として安らぎを、時として刺激を与えてくれるものだと考えています。
しかし、美しさを最後の5番目に置くのが、わたしたちの考え方です。どれほど美しい家でも、安心や住み心地、地域環境への配慮なくしては「いい家」になりえません。すべてを踏まえた上で美しい家をつくる、それがビルド・ワークスの「しごと」です。
目に見える美しさを出すためには、見えないところでの、「しごと」がとても重要です。
「美は細部に宿る」と言われますが、ていねいな「しごと」による細部の集まりこそが、美しい家づくりを支えます。美しいデザインを起こすことは当然、その先の施工においても細部に気を配りていねいな「しごと」を積み重ねた先に、いい家があるのだと、わたしたちは確信しています。
お客様のイメージや、設計以上に美しく仕上げる「しごと」こそ、ビルド・ワークスの真骨頂です。