室内建具
更新日:コラム
ビルド・ワークスでの家造りにおいて、こだわりポイントの一つに、
「室内建具」があります。
各部屋の入り口や物入れについている、「ドア」や「引き戸」などですが、
ビルド・ワークスではこの室内建具の全てを、造作(オリジナル)で製作しています。
理由は沢山あるのですが、
「格好良い扉をデザインしたい!」というわけではなく、(そういう場合もありますが)
「よりシンプルな空間を造りたい」という思いと、
毎日毎日よく動かす部分なので、
「いつまでも自分たちでメンテナンス出来るように」という思いで、
造作建具にこだわっています。
例えばこの邸宅。
閉めているときは、白い壁のようですが、
建具を開け放つと、始めからそこには扉が無かったように、
空間が繋がります。
狭い敷地の多い京都なので、普段は極力引き戸を開け放して暮らすことで、
家の中を風が抜け易いように、空間を広く感じて頂ける様にデザインしています。
造り付けなので、床から天井まで、端から端まで、余計な小壁や垂壁もなく、
よりスッキリとシンプルに作ることが出来ます。
床にレールも付かない、上吊り仕様なので、お掃除もラクチン。
他にも下の邸宅も。
この写真の中にも、引き戸が1枚、開き扉が1枚写っているのですが、
造り付けでデザインすることでここまでシンプルに、
空間を邪魔せずに建具で仕切ることが出来ます。
他にも。
素材からこだわってデザインした扉は、(この上の写真の建具はフローリングで製作)
レバーハンドルを付けなくても、開け閉め出来るようにすることで、
より素材感を生かした建具としたり、
壁面収納を隠す建具は、よりフラットにシンプルに、 より壁面のように。
シンプルで居心地の良い空間を造るために、「建具」デザインも大切な一つです。
ビルド・ワークス
Kawashima