2026年、大切にしたいこと
更新日:コラム
― 変わらない姿勢と、向き合い続ける覚悟 ―
2026年が始まりました。
新しい年を迎えるたびに、私は一度立ち止まり、
「自分は、建築家としてどうありたいのか」を考えるようにしています。
技術は進化し、情報は溢れ、
住宅を取り巻く環境も、年々変化しています。
けれど、その中で 変えてはいけないもの も、確かにあると感じています。
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家づくりの中心にあるもの
私たちが向き合っているのは、
建物ではなく、暮らしです。
間取りや性能、デザインの先にある、
家族の日常、時間の流れ、人生の一場面。
それらを受け止める「器」をつくることが、
建築家の本来の仕事だと、私は考えています。
だからこそ、
流行や効率を優先するのではなく、
目の前の一組のご家族と、丁寧に向き合うこと。
それが、2026年も変わらず大切にしたい姿勢です。

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早くつくるより、深く考える
家づくりに、急ぐ理由はありません。
むしろ、急いで決めたことほど、
あとから違和感として残ることがあります。
打合せに時間をかけ、
迷い、立ち止まり、言葉を交わす。
その過程そのものが、
家の質をつくっていくと、これまでの経験から強く感じています。
2026年も、
「早く決めること」よりも
「納得して決めること」を大切にしていきたいと思います。
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時間とともに、良くなる建築を
私たちは、20年後も存在する素材を使い、
直しながら住み続けられる家を、手仕事でつくっています。
それは、完成した瞬間の美しさだけを求めるのではなく、
時間を重ねることで、
少しずつ暮らしに馴染んでいく建築を目指しているからです。
家は、使い捨てるものではなく、
手を入れ、受け継ぎ、育てていくもの。
その価値を、これからも丁寧に伝えていきたいと考えています。
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2026年に、家づくりを考える方へ
もし、
「どんな家が欲しいか」だけでなく、
「どんな暮らしを続けていきたいか」を大切にしたいなら。
私たちは、
答えを急がず、
一緒に考え、
一緒に悩みながら、
その家の輪郭を探していく存在でありたいと思っています。
新しい年も、
建築家として代表としての覚悟を新たに、
一つひとつの家づくりに向き合っていきます。
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BUILD WORKs
代表取締役 河嶋 一志